前略おふくろ様！

2014.11.08

11月7日

ケーブルテレビの「日テレプラス」で木曜日の昼時、あの日テレ
ドラマ不朽の名作「前略おふくろ様2」をやっている。
もちろん生で見ることは出来ないが、録画しておいて仕事終わりの
深夜に見ている。
“一日”に2回分の放送で単純に2時間かかるのだが、CM抜きの
ノンストップで一回分が45分で終了するので、2本見てちょうど
1時間30分となる。
面白すぎるので見始めたら2本一気に見てしまう。

俺たちのヒーロー“ショーケン”が“傷だらけの天使”とはひと味違う
ちょいと気弱な田舎の青年をまた違う格好良さで演じている。
「あいや～」「そうすか？？」「いや・・あの～」その口調を誰もが
真似したものだ。
倉本聰さんの脚本です、主人公が劇中に“前略おふくろ様”と
ナレーションする方式はのちに「北の国から」に受け継がれて行きます。
このショーケンのナレーションがまた良いんだなあ！
こころにしみます。
梅宮辰夫さんの秀さんは、あの頃の俺たちの憧れでした。
“恐怖の海ちゃん”の桃井かおりさんの大人の色気と三の線に
完全にノックアウト。
恋人“かすみちゃん”の坂口良子さんがチャーミングそのもの。
おかみさんの八千草薫さんも本当に可愛いです。
半妻さんの室田日出雄さんに利夫の川谷拓三さんも良い味出してます。

携帯もパソコンもネットもコンビニもなかった昭和のど真ん中
貧しいけれどその日その日を健気に生きる姿、時に助け合い
そして傷つけ合ってしまう人情、人が繋がっていた古き良き時代に
もう一度人生とは何かを問いかけられている気がした。