男の道!
2009.01.13
1月12日
スポーツが大好きだから「Number」はよく読む。
心身共に磨き上げた“アスリート”たちの本音が垣間見えたり、
そのプレーヤーが残した冷静で残酷な数字からその真価が問われ
たり、周りの人たちの証言により外見からは想像もつかないような
“人間性”を気づかせてくれたりする。
俺たち「スポーツ凡人」からすれば、眩しいほどのその強さ速さ
高さに憧れてしまう、しかし、その裏に隠された痛ましい現実に
愕然とさせられたりもする。
先週発売された「Number 720」
“清原和博 The Last Superstar”
これはまさに完全保存版ものだった。
いままで購入した「Number」のなかで、ここまで隅々まで
真剣に読んだのは初めてかもしれない。
仕事の空き時間やメイク・タイム時に一気に読んでしまった。
そして、また“清原和博”という不世出のスーパースターが好きに
なってしまった。
その鮮烈な甲子園デビュー、大人の駆け引きに傷ついたドラフト会議、
天才の名を欲しいままにした西武黄金時代、幼い頃からの夢を実現して
入団したはずの巨人での苦悩、膝の怪我・手術・そして引退。
豪快かつ繊細、最後まで”男の道“を貫いたバカ正直なまでの生き様!
まるで300ページの大長編・自伝小説を読み終えた気分だった!
記録より記憶に残る偉大なベースボールプレーヤーと同じ時代に
過ごせたことに誇りすら覚えたぜ!
