天切り松 闇がたり
2020.07.07
7月6日
週間天気予報を見れば晴れマークはまったくなく、
雨または雨のちくもり、くもりのち雨ばかり。
そして、6日も九州北部が豪雨に見舞われ
気象庁の緊急会見があった
被害が少ないことを祈るばかりです。
まだまだ、ジムに行くのは気が引けるので、相変わらず“外走り”へ。
走ると決めた日は、ネットの天気予報を3種類くらいと“にらめっこ”
して、雨の隙間を狙っていざ出発へ。
ポツリと来る日もあるのだが、よっぽどのひどい降り方以外は
案外行けたりもする。
湿気は多いが気温はそれほど高くなく、直射日光もないので
走り易かったりもする。
そしてヘトヘトになって帰宅して、そのままバスタブに浸かって
半身浴しながら読書へ。
本棚に眠っていた読む予定だった本を片っ端から読みまくっている。
浅田次郎さんの「天切り松 闇がたり」は面白かった。
浅田さんと云えば、一世を風靡した「鉄道員」をはじめ
「地下鉄に乗って」「天国までの百マイル」「霞町物語」あたりを
読んだ記憶がある。
とにかく読みやすく、それでいて心にグッと来るものが多かった。
「天切り〜」は天切り松こと村田松蔵が留置場で語り聞かせる、
大正ロマン華やかなり頃、帝都に名を馳せた義賊『目細の安吉』
一家の物語。
全編を貫く“粋さ”と浅田ワールドのダンディズムに満ちた傑作、
そして最後にホロリとさせられてしまった。
