2019.11.09
11月8日
世界バンタム級王座統一戦が“さいたまスーパー・アリーナ”で
行われた。
WBA・IBF王者 井上尚弥さんが、一年かけて戦い抜いた
階級最強トーナメントを制した。
5階級制覇王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネアと
フルラウンドの激闘を展開し、3−0の判定完全勝利を挙げた。
まさに「世紀の一戦」にふさわしい見事な試合だった。
彼が尊敬してやまない最強の相手はやはりものが違っていた。
いきなり2ラウンドにパンチにより右まぶたをカット、
井上さんがキャリアの中で顔に傷を負ったのは初めての事だ。
流血状態の中、冷静さを失わない強靭な精神力で
果敢に攻め込んでいた。
9回には強烈な左ジャブが当り、ガクッとひざが落ちて
最大のピンチをむかえるも、ここでも強気な姿勢を崩さず乗り切る。
そして11回、ボディへの必殺パンチでダウンを奪い
壮絶な打ち合いに決着を着けた。
こんなに井上さんがパンチを受けたのは見たことがなかった、
ダウンのピンチも初体験だった。
最強を証明し世代交代を成し遂げた!
それでも本人インタビューでは「皆さんの期待通りの試合は
できなかったが、これがボクシング。甘い世界じゃないことが分かった。
今日の経験を生かして、次戦から精進して頑張りたい。」と語り
“勝って兜の緒を締めよと“いうところか。
パワフルでスリリングで一時も目を離せない最高のバウトでした。
次戦がまた楽しみです!
2019.11.01
10月31日
2019年MLBワールドシリーズは最終戦までもつれ込み、
ワシントン・ナショナルズが見事に初のワールドチャンピオンに
輝いた。
そして、史上初となる全試合でビジターのチームが勝利するという
“外弁慶シリーズ”となった。
MLBのスタジアムはほとんどがホームチームのファンで
埋め尽くされているので、ある意味最もスタジアムが
盛り上がりに欠けた?シリーズだったかもしれない。
それにしても、ワイルドカードから勝ち上がってのナショナルズは
天晴れとしか言いようがない!
5月末には19勝31敗でなんと借金12だったチームがここまで
盛り返すとは、きっと地元ファンも思っていなかったかもしれない。
ワールドシリーズ、いきなり敵地で2連勝して意気揚々と地元に戻って
まさかの3連敗。
崖っぷちに立たされて、これまた敵地で奇跡の2連勝で
シリーズを制した。
リーグを代表するピッチャーを揃えた両チーム
アストロズはコール、バーランダー、グレインキー
ナショナルズはMVPに輝いたストラスバーグにシャーザー
この5人の投げ合いを見れただけで幸せな気分だったぜ!
地区優勝決定戦でヤンキースを一蹴したアストロズが断然有利だと
思っていたが、やっぱり勝負は“下駄を履くまでわからない”ものだった。
あ〜〜今シーズンの野球が全部終わってしまった・・寂しいぜ。
また来年、俺たちをどこまで興奮させてくれのか
今から楽しみでならないぜ!
2019.10.24
10月23日
日本シリーズ第4戦、エース菅野も相手打線を止められず、
屈辱の4連敗を喫した。
ソフトバンクに完膚なきまでに叩きのめされ、7年ぶりの
日本一を逃した。
とにかく打てなかった、相手バッテリーの徹底的な内角攻めが
あったにせよ、セリーグ優勝の原動力となった丸、坂本が
大ブレーキとなった。
何と二人とも13打数1安打(打率・077)では話にならなかった。
経験の差だったか肝心の場面でのミスも目立った、
短期決戦ではエラーやミスが致命傷になるのだ。
実は第3戦、必死でプラチナチケットを入手して
観戦に行ってました。
初回、亀井の先頭打者ホームランで大盛り上がりも、
その後4者連続三振を喫したりして尻すぼみ。
先発のルーキー高橋、その後の中継ぎ陣も、あまり腕が
振れてなく球も遅く制球もままならなかった。
おまけにエラーからの失点もあり、4回以降打線も沈黙で
2−6の完敗だった。
ソフトバンクの中継ぎ陣は、ほとんどが150キロ中盤の
スピードを出していたし、攻撃でもランナーが常に次の塁を狙う
姿勢を見せていたし、チャンスでの勝負強い打撃も光った。
悔しいけれど野球の質が違っていた、
“力の差”がはっきり出ていたか・・
しかし、6年ぶりにセリーグ制覇を果たしたG戦士たちは
天晴だった!
この悔しさを目に焼き付けて来年こそは日本一を奪回してくれ!