世紀の一戦!

2019.11.09


11月8日

世界バンタム級王座統一戦が“さいたまスーパー・アリーナ”で
行われた。
WBA・IBF王者 井上尚弥さんが、一年かけて戦い抜いた
階級最強トーナメントを制した。
5階級制覇王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネアと
フルラウンドの激闘を展開し、3−0の判定完全勝利を挙げた。
まさに「世紀の一戦」にふさわしい見事な試合だった。
彼が尊敬してやまない最強の相手はやはりものが違っていた。
いきなり2ラウンドにパンチにより右まぶたをカット、
井上さんがキャリアの中で顔に傷を負ったのは初めての事だ。
流血状態の中、冷静さを失わない強靭な精神力で
果敢に攻め込んでいた。
9回には強烈な左ジャブが当り、ガクッとひざが落ちて
最大のピンチをむかえるも、ここでも強気な姿勢を崩さず乗り切る。
そして11回、ボディへの必殺パンチでダウンを奪い
壮絶な打ち合いに決着を着けた。
こんなに井上さんがパンチを受けたのは見たことがなかった、
ダウンのピンチも初体験だった。
最強を証明し世代交代を成し遂げた!
それでも本人インタビューでは「皆さんの期待通りの試合は
できなかったが、これがボクシング。甘い世界じゃないことが分かった。
今日の経験を生かして、次戦から精進して頑張りたい。」と語り
“勝って兜の緒を締めよと“いうところか。
パワフルでスリリングで一時も目を離せない最高のバウトでした。
次戦がまた楽しみです!

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