お父やんとオジさん

2010.11.05


11月5日

伊集院静さんの渾身の一作。
600ページを越える大作。
ドラマのロケや収録日の早朝に“半身浴”しながらコツコツと読み続け、
このたび見事に読破。
読んでも読んでも次の展開が気になって仕方がなかったです。
伊集院さんにして“この作品を書くために、ボクは作家になった。”と
言わしめた作品。面白くないはずがないです。
家族のために命をかけた父と母のオジさんの実話。
あまりの衝撃に言葉も出ないです。
夢中で読んだ、大長編三部作「海峡」「春雷」「岬へ」も、この作品の
ための序章にすぎなかったのかと思わせるほどの内容でした。
伊集院さんがよく仰っている「生きている!それだけで良いじゃないか」の
言葉の意味が、こころの底から理解出来ました、そんな感じです。

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