ハンク・アーロン・・
2021.01.24
1月24日
昨日の天気予報では、関東地方でも大雪の恐れあり
とのことだった。
確かに昨日は午前中から、しっかりと雨が降り続いていて、
夕方からは気温もぐっと低くなり、これは夜半あたりから
積もるかなと思わされた。
それでも東京は気温が当初の見通しほど下がらず、
雨のまま経過した。
少し雪も見たかった気もしたが、積もったら交通機関に
多大な影響が出るし、とりあえず大雪予報は外れて良かった。
そして昨日、訃報がまたひとつ入った。
米大リーグ歴代2位、通算755本塁打を放った
ハンク・アーロン氏が、86歳で死去した。
まだまだ人種差別が激しかった1973年、永遠不滅と言われた
ベーブ・ルースの714本塁打にあと1本と迫った状態で
シーズンを終えた時、白人ルースの記録を黒人が抜くことを
よしとしない人たちから、脅迫・殺人予告・家族の誘拐予告
といった手紙が毎日何千通と届いたそうだ。
しかし、翌74年4月8日のドジャース戦にて
ルースの記録を抜いたとき、世界が一変した。
客席でスタンディング・オベーションが起こり、
敵も味方も、白人も黒人も、全員が偉業達成を喜び、
歴史的瞬間の心を震わせたのだった。
これもひとえに、彼の高潔な人間性が引き出した現象
だったといえよう。
世界の王さんとの交流も長く続いていた。
またひとつ巨星が天国へ旅立ってしまった。