大林監督 逝く・・

2020.04.12


4月12日

またひとつ巨星が逝ってしまった。
『時をかける少女』『転校生』など、叙情性と遊び心を
併せ持つ作品を撮り続け、「映像の魔術師」と称された
映画監督の大林宣彦さんが10日、肺がんのため亡くなった。
メジャーデビューする前に、その当時は作品として
評価の低かったCM業界に進出。
CMディレクターとして、チャールズ・ブロンソン主演の
“マンダム”を筆頭に海外スターを起用したCMをたくさん手掛けた。
子供心にもあの“マンダム”のインパクトは凄かった、
主題歌「男の世界」は大ヒットし、
よく学校帰りに大声で歌ったものだ。
インタビュー時に普段の柔和な表情から一転、時折鋭い口調による
コメントが印象的だった。
「戦争で亡くなった人を忘れないことが、平和を作る方法。
そういう映画を作ってきた」
「映画は愚かな過ちの過去を変えることはできないけれど、
未来を変えることはできるかもしれない」
などなど、映画に出来ること、映画を通じて若者たちに
大切なメッセージを届けてくれた。
亡くなられた10日は、2016年に肺がんで余命宣告を受けたあとに
企画した“最後の映画”の封切り予定の日だった・・

すでにホームページにて発表されていますが、
新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言を受けて、
5月に予定していたライヴが再振替となりました。
まったく先が見えない国難ともいえるこの状況では
致し方ない判断だと思われます。
今は一日も早く事態が好転し、終息に向かうことを祈るばかりです。

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