新聞記者!
2020.03.07
3月6日
第43回日本アカデミー賞授賞式が
東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われた。
テレビ中継もあり、新型コロナウイルス感染防止のため
一般招待客の参加はなく、規模も縮小して行われていた。
最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞を
“新聞記者”が受賞した。
注目作や話題作を退けての受賞だったか!
派手さはないが骨太で権力に鋭くメスを入れた作品だった。
主演男優賞の松坂桃李さんのスピーチも印象的だった
公開までに2転3転したという事実も重かったし、
俳優としての覚悟というか決意というか、
そのあたりをしっかりと一点を見つめながらの
見事なスピーチだった。
松坂さんは昨年、“孤狼の血”で助演男優賞を受賞しており、
2年連続での栄誉となった。
主演女優賞のシム・ウンギョンさんは受賞に大感激して、
涙・涙のスピーチだった。
ある程度、受賞を予感してスピーチを準備する方が
ほとんどの中であれほど素直に気持ちを全面に押し出した
“号泣”には清々しささえ覚えた。
助演男優賞と助演女優賞は“キングダム”から、
吉沢亮さんに長沢まさみさんが受賞。
ふたりともスピーチでは風格さえ漂っていた。
作品のスケール感はハリウッドにも負けていなかったか、
日本映画もここまで来たかと感心させられた。
今年もたくさんの良い映画が上映されることを
切に期待したいものだ。