鉄人逝く・・

2018.04.25


4月25日

TVからニュース速報が流れた、突然の訃報だった。
プロ野球・広島の内野手で大活躍し、国民栄誉賞を受賞した
衣笠祥雄さんが、23日夜に上行結腸がんのため東京都内の
病院で死亡したことが24日に分かった。
19日の巨人VS DeNA戦の解説をされていた時、時折声が
かすれて聞き取りにくかったのを覚えているが、まさかです、
そして71歳はあまりにも若すぎます・・
2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれ、75年の広島初優勝に
貢献し「赤ヘル旋風」を巻き起こした。
通算500本塁打を放ったスラッガーの中で唯一の盗塁王でもあり、
通算161死球は歴代3位、史上初の1イニング2死球も記録した。
1979年8月01日、巨人戦にて西本投手から死球を受け、
肩甲骨を亀裂骨折する。
連続出場記録は途絶えたかと思われた翌日、代打で出場、
江川を相手にフルスウィングの3球三振!
「1球目はファンのため、2球目は自分のため、3球目は
西本くんのためにスウィングした」とのコメントは
全ての野球ファンの心を打った。
連続出場新記録を達成した頃、ライヴツアーで広島にいた。
夜、飲みに行ったバーにて初老の紳士が
「どんな本塁打や三振や勝ち星の記録より、衣笠の連続出場記録の
方がワシらに取って最高の誇りじゃ!」と言っていたのを思い出した。
野球と広島をこよなく愛し、広島ファンからも熱烈に愛されていた
衣笠さん、ご冥福をお祈りいたします。

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