松井引退
2012.12.29
12月28日
27日あたりからネットのニュースで報じられていたが、
28日の朝の「引退記者会見」で、ついに “ この日 ” が
来たことを現実として受け止める。
「偉大なるプレーヤーの引退」である。
一つひとつ言葉を選びながら、いかにも彼らしい落ち着いた
会見だった。ほんの少し目が潤んでいたような気もした。
ジャイアンツ時代、ほぼ毎年シーズンオフに「週刊プレイ
ボーイ」で対談したこと、地元のテレビ金沢でそれはそれは
ローカル色たっぷりのお正月特番を何年か続けてやったこと、
メジャー・デビュー戦をトロントまで取材に行きメジャー第一打席で
ブルージェイズ・ハラデーから三遊間を破る初安打を目撃
したこと、タンパのスプリング・キャンプでロッカールームに
入れてもらい、ジーターやAロッドを近距離で見れたこと、
応援歌を作ったこと・・などなど、思い出をあげればきりが
ないくらいだ。
野球をやって来ての一番の思い出の問いに「長嶋監督とふたりきりで
素振りしたこと」の回答には、さすが松井と思わせてくれた。
巨人で10年、ヤンキースで7年、栄光の塊のようなプレーヤー
人生もここ3年は毎年ユニフォームが変わり、彼なりの相当な
苦労があったに違いない。
しかし、この体験がきっと次のステージに役立つはずだ!
松井にもらった色々なグッズも宝物だけれど、俺の一番の宝物は
2009年ワールドシリーズ最終戦を自分で録ったDVDだ。
日本人初のワールドシリーズMVPの輝き、少年のようなこぼれる
笑顔でMVPトロフィーを掲げていた姿はいまでも目に焼きついている。
お疲れ様、ご苦労さん、ありがとう、そして、次のステップを
こころから期待してます!